新しい季節の始まりや、どこか心がウキウキする特別な行事のとき、お部屋のインテリアにもパッと華やかで明るいエッセンスを取り入れたくなりますよね。ウェブの片隅をのんびりとお散歩していたら、そんなお祝い事の高揚感をそのまま机の上に連れてきてくれるような、すっごく縁起のいいイラストに出会いました。大きくて立派な鏡餅を中心に、ねじりはちまきをキリッと締めた2匹の小さなネズミたちが、元気いっぱいに声を掛け合っているような姿を描いた線画です。
この作品の何より愛おしいところは、ただお正月やお祝いのモチーフを並べるだけでなく、画面全体からお祭り騒ぎのような賑やかさと楽しさがクリアで均一なタッチで丁寧に表現されている点です。ネズミたちのふっくらとした愛らしい輪郭はもちろん、背景に美しく咲き誇る梅の花びらや、力強く枝を伸ばす松の木のディテールまで、1本ずつの線がすごくシャープに描き込まれています。「みんなで力を合わせてお餅をついたのかな?」「新しい1年がとっても良い時間になりそうだね」なんて、小さな主役たちのハッピーな心の声が今にも聞こえてきそうなストーリー性があり、白い画面を前にどんな色彩を乗せていこうかとあれこれ空想するだけで、気持ちがパッと前向きに弾んでいきます。
この伝統的なおめでたい世界に自分だけの感性を吹き込んでいくなら、今回は「お祝いの紅白と自然なアースカラーの調和」をテーマに、お互いの色を引き立て合うカラーアプローチを試してみるのが面白そうです。例えば、一番の主役である中央の鏡餅をきれいに、そして神々しく見せるために、あえてお餅の大部分には色を塗らず、紙の白さをそのまま最大限に活かしていきます。その代わりに、お餅の丸みが重なる影の部分や、上に乗った橙(だいだい)の底の部分にだけ、ごく薄いラベンダー色や淡いベージュをそっと忍ばせてみてください。これだけで、お餅のふっくらとした柔らかい立体感がパッとドラマチックに浮かび上がってきます。
お餅のベースができたら、周りを固める小さなネズミたちや背景の植物には、持っているなかで一番パキッとした鮮やかな色彩を効かせてあげましょう。梅の花には目が覚めるような鮮やかな朱色やマゼンタを何度も優しく重ね、松の葉には深みのあるオリーブグリーンをしっかり重ねてあげます。ネズミたちの毛並みには優しいミルクティーベージュをふんわり乗せてあげれば、手前のおめでたいモチーフたちがパッと前に飛び出すような美しいコントラストが生まれ、自分だけの特別なご褒美アートが完成しますよ。


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