少し部屋の明かりを暗くして冷たい飲み物を片手に休みたいとき、現実のルールを忘れたようなちょっと奇妙で愛らしいデザインを眺めるのが、頭をすっきりと空っぽにするのにちょうど良いリフレッシュになります。ウェブ上で新しく見つけたこの作品は、まさにそんな心地よい非日常の空気を運んでくれる、すごくチャーミングな一枚です。大きなガラスの器にこれでもかと高く盛り付けられた特大のかき氷。その真っ白な氷の山をふかふかのベッドにするかのように、頭に冷たいタオルをちょこんと乗せたシロクマが、なんとも気持ちよさそうにくつろいでいます。
このデザインの何より楽しいポイントは、現実の風景にはないメルヘンチックな世界観が、クリアで生き生きとしたラインによって丁寧に描き込まれているところです。シロクマのまったりとした無邪気な表情はもちろん、かき氷の周りにシュワシュワと広がる星たちのモチーフがバランスよく配置されていて、ただじっと見つめているだけで、夏の暑さがスーッと引いていくような涼しげな心地よさに包まれます。「イチゴやレモンのシロップをどこからかけようかな?」なんて、子供のような遊び心が散りばめられた画面を前に、どんな色を重ねていこうかと想像するだけで、穏やかなワクワク感が湧いてきます。
このちょっと不思議な氷の楽園を自分だけの色彩で表現していくなら、今回は「透明感とファンタジー」をテーマに、光の反射をパズルのように意識したカラーアプローチを試してみるのが面白そうです。例えば、主役であるシロクマやベースの白い氷をきれいに引き立てるために、あえて彼らの体や氷の山の大半には色を塗らず、紙の白さをそのまま最大限に活かしていきます。その代わりに、氷の斜面の影になる部分や、シロクマのお腹のラインに沿って、ごく薄いアクアブルーや淡いラベンダー色を水彩画のようにそっと忍ばせてみてください。これだけで、光が透過してキラキラと輝く氷の瑞々しさとひんやりした立体感が、パッとドラマチックに浮かび上がってきます。
シロクマと氷のベースができたら、周りに散りばめられた星たちや器のラインには、持っているなかで一番ポップでカラフルな色彩を効かせていきましょう。星のモチーフにネオンカラーのようなレモンイエローやピンクをパチッと乗せてあげれば、画面全体がまるでソーダ水のなかで泡が弾けているような賑やかな雰囲気に変身します。静かなお部屋でお気に入りの画材を少しずつ動かしながら画面を彩っていくプロセスは、日々のせかせかした忙しさをきれいに洗い流してくれるような、最高の没頭感を与えてくれますよ。


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