👉 お散歩の途中でハッとする!可憐な花冠をかぶった可愛い相棒と小さな羽がひらひら舞うピュアな楽園「クマと蝶々」のはなし

色見本付き塗り絵

やわらかな太陽の光が降り注ぐ野原で、そよ風に揺れる草花の甘い香りに包まれる瞬間。そんな、ただそこにいるだけで心がじんわりと温かくなるような優しい日常の一コマを、そのまま机の上に連れてきてくれる愛らしいイラストに出会いました。白い小さなお花を丁寧に編み込んだ素敵な花冠を頭にちょこんと乗せた、つぶらな瞳の子グマが主役の作品です。その周りを、美しい羽を持った2匹の蝶々がヒラヒラとダンスを踊るように舞っている、おとぎ話のような世界観を持ったデザイン。

このデザインをじっと見つめていて特に惹きつけられるのは、蝶々を見つめる子グマのどこか無垢で愛くるしい表情の描写です。花冠に並ぶお花の繊細な花びらはもちろん、蝶々の羽にあしらわれた綺麗な模様のラインまで、1本ずつの線がすごく均一でクリアなタッチで丁寧に描き込まれています。「お花の帽子、とってもよく似合っているね」「蝶々さん、一緒に遊ぼうって言っているのかな?」なんて、自然のなかの小さないのちたちが言葉を交わしているようなストーリー性があり、白い画面を前にどんな色彩をのせていこうかと想像するだけで、張り詰めていた気持ちがスーッと軽くなっていきます。

このピュアで優しいファンタジーの世界に自分だけの感性を吹き込んでいくなら、今回は「お花の透明感と毛並みのぬくもり」をテーマに、異なるタッチを組み合わせて画面を彩っていくアプローチを試してみるのが面白そうです。例えば、一番の見どころである頭の上の花冠を瑞々しくきれいに見せるために、あえてお花の中心の大部分には色を塗らず、紙の白さをそのまま最大限に活かしていきます。その代わりに、葉っぱの緑をお菓子のミントのように爽やかに塗りつつ、花びらの付け根の影になる部分にだけ、ごく薄いラベンダー色やレモンイエローをそっと忍ばせてみてください。これだけで、本当に光が透過してきらめいているかのような、極上の透明感がドラマチックに浮かび上がってきます。

花冠のベースができたら、主役である子グマの体には、持っているなかで一番優しいアースカラーを効かせてあげましょう。色鉛筆の先を少し丸くして、紙のザラザラした目をわざと残すように、薄いベージュやアプリコットを優しく何度も塗り重ねてみてください。この細かな色彩のレイヤーを作ることで、ぬいぐるみのようなどこか素朴で柔らかい質感が綺麗に表現できます。周りを舞う蝶々にお好みのマゼンタやパステルオレンジをパチッと効かせてあげれば、手前の子グマの存在感がパッと前に引き立ち、自分だけの特別なオアシスのような1枚が完成しますよ。

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