ずっとずっと憧れていた、夏の京都の奥座敷・貴船の川床(かわどこ)!街中のうだるような暑さが嘘みたいに、川の上に組まれた座敷に座った瞬間にスーッと涼しい風が吹き抜けて大感動したときの記憶を思い出すような、現地のあの「ひんやりとした最高の空気感」がそのまま線画の中にギュッと詰め込まれているお散歩スケッチ風のイラストをご紹介します。
澄み切った清流のすぐ上に丁寧に木組みされた座敷の風情ある佇まいをはじめ、川岸に活き活きと生い茂る青もみじのしなやかなシルエット、そして座敷の上に綺麗に並べられた座布団や和の調度品のディテールなど、1枚の画面の中に京都の涼が綺麗に表現されています。今回は、そんな貴船の夕涼み旅の魅力や、お家で京都の涼を感じながら楽しく色をのせていくための塗り方のアイデアをおしゃべり感覚でゆる〜くお届けします!
水面が厚すぎる?水面の臨場感を楽しむためのちょっとしたウラ話
このイラスト、じっくり眺めていると一番の注目ポイントは、座敷の下をさらさらと流れる「清流の瑞々しい水の動き」をどんな色彩で染めていくかなんです。
ただ真っ直ぐな平行線を機械的にたくさん並べてすべて同じ一色の水色で塗りつぶしてしまうと、なんだかただの板の床みたいに見えてしまって、せっかくの流れる水の透明感がちょっぴりもったいない印象になっちゃうんですよね。そのため、川のエリアを塗るときは、波が白く弾けているラインのまわりにあえて色を置かずに地の明るさを残してみたり、岩の近くや影になる部分に少し濃いめのエメラルドグリーンや薄いネイビーをそっと重ねてあげるのがおすすめです。
これだけで、光を浴びて透き通るような水の質感が手のひらの上で生き生きと表現できて凄く綺麗ですよ。さらに、まわりに広がる青もみじを、みずみずしい黄緑や少し深みのある緑で鮮やかに彩ってあげると、川の涼しげなトーンとのコントラストがパッと引き立って、京都の奥座敷ならではの風流な空間が画面全体に広がります。
全体がすごく開放感のある洗練されたデザインにまとまっていて、見つめているだけで、川のせせらぎを聴きながらのんびり夕涼みをしているような心地よい気分にさせてくれます。
このイラストは、京都の古い町並みや和の風情がある絶景スポットを旅するのが好きな方はもちろん、お部屋にいながら旅先の爽やかな空気を感じてみたいという方に、ぜひ手にとって遊んでいただきたいなと思っています。
涼しげな川の流れに、少しずつ自分の好きな色彩を溶け込ませていく時間は、まるで現地の特等席に腰掛けて心地よい夕風に吹かれているときのような、のびのびとした爽快感をもたらしてくれます。慌ただしい毎日のちょっとしたリフレッシュとして、ザザーンと流れる水の音や木々のざわめきをイメージしながら、風情たっぷりな京都の夏にゆったりと浸る素敵な時間を心ゆくまで満喫してくださいね。


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