ずっとずっと撮ってみたかった、春の京都や奈良を象徴する美しい五重塔の景色!ファインダーを覗きながら、満開の桜の向こうに堂々とそびえ立つ木造建築に大感動したときの記憶や、現地のあの「背筋がピンと伸びるような厳かな空気感」をそのまま線画の中にギュッと詰め込んでいるお散歩スケッチ風のイラストをご紹介します。
天に向かって美しく屋根を重ねる伝統的な塔の佇まいや、その頂点にきらめく相輪(そうりん)の細かなディテール、そして風に優雅に舞う桜の花びらのしなやかなラインなど、古都を巡る一人旅の魅力が画面いっぱいに広がっています。今回は、お家で旅行気分を味わいながら楽しく色を塗るためのちょっとしたアイデアをおしゃべり感覚でゆる〜くお届けします!
屋根のラインが多すぎる?建造物の美しさを引き出すためのカラーの組み合わせと塗り方のウラ話
このイラスト、じっくり眺めていると一番の注目ポイントは、画面の主役でもある「五重塔の重なり合う瓦屋根の圧倒的なディテール」をどんな風に色づけしていくかなんです。
ただの同じ灰色の直線を機械的にたくさん並べて塗りつぶしてしまうと、なんだか現代のビルや階段みたいに見えてしまって、千年を生き抜いてきたようなあの木造建築の風情がちょっぴりもったいない印象になっちゃうんですよね。そのため、瓦の重なりや影になる部分に少し濃いめの深みのあるグレーやブラウンをそっと重ねて、日の光が当たる部分には少し明るいトーンを入れてあげると、古き良き日本の歴史ある質感が手のひらの上で立体的に表現できて凄く綺麗ですよ。
さらに、まわりに咲く桜の花びらを、淡いピンクから少し濃いめの紅色のグラデーションで優しく彩ってあげると、五重塔の渋い木の色とのコントラストがパッと引き立って、春の穏やかな気配が画面いっぱいに広がります。全体がすごく洗練されたデザインにまとまっていて、見つめているだけで、そよ風が吹く古都の小道をのんびりお散歩しているような心地よい気分にさせてくれます。
このイラストは、日本全国の美しいお寺や歴史ある古都を一人旅するのが好きな方はもちろん、週末にお家で静かに色鉛筆やクーピーを広げてアートに向き合いたい方にぴったりだと思います。日常の忙しいバタバタからちょっとだけ離れて、伝統的な和の世界を肌で感じるような、ゆったりと落ち着いた優雅な時間を満喫してくださいね。


コメント